海外ツアーの日常

せっかくバンド組んだんだからツアーしたい。日本国内を回るのもいいけど、どうせやるなら海外でツアーをしたい!

売れないバンドマン歴20年、ヨーロッパ23公演オーストラリア8公演中国3公演ベトナム2公演、計36公演を行った店主が、売れないバンドマンが海外ツアーをするための方法を解説していくこのコーナー。

今回は我々The Deadvikingsのヨーロッパツアーを参考にツアーのルーティンをご紹介していこうと思います。

ツアーの日常

旅立ちの前に

日本と違って海外のライブハウスやバーにはドラムセットやアンプは置いてありませんので、機材は全てこちらで用意しなければなりません。なので必然的に移動手段は車ということになります。

初めてのヨーロッパ。土地勘もなく、交通事情も知らず、レンタカーの借り方さえわからなかったので、僕らは機材一式と車をレンタル。さらにドライバーを雇いました。

フランス到着後、空港でブッキングエージェントに紹介されたドライバーはこちら。

PJ

ドライバー兼ツアーマネージャー的な雑務担当のPJ。

ご覧の通りガチのパンクスです。

アジアのもやしっ子我々四人と金髪モヒカンのパンクスの愉快なツアーの始まりです。

それではツアーのルーティンを見ていきましょう。

起床

演奏するのはパブやバーがほとんど。夜はそのまま店のオーナーや、ライブを企画した人の家に泊めてもらうことになります。

シャワーを浴びて準備。

時間があれば軽く朝食。

バンに荷物を詰め込んで出発です。

van

移動

in the car

朝食というか昼飯はだいたい道中の大きなスーパーでパンやチーズやハムなんかを買って、車内でサンドイッチみたいにして食べました。調子良ければそこから車の中でワインでも飲みます🍻

町から町へ、毎日数百キロをひたすら車で移動します。
移動距離が短くて時間に余裕がある時は間に観光スポットに立ち寄ることも出来たりします。

beach

距離が長い場合は休むことなくひたすら車を走らせます。5~600kmとかはもう普通です。

PJが爆音で流すパンクやハードコアを聞きながらでもぐっすり眠れるようになりました。

in the car

ヴェニュー到着

jack the ripper

大体遅くても夕方頃にはヴェニューに到着。時間通りに到着しても誰もいなかったりするので、そういう時はあたりを散歩して時間を潰します。

僕らのようなバンドがライブするようなところは、街の中心地からは少し離れたところが多いので、あたりをぶらぶらしてみても何もないです。でも、何もない街にも何故か立派な教会はあるもので、無駄に教会ばかり行っていた記憶があります。

そんなこんなで頃合いを見計らってヴェニューに戻るとようやくスタッフが出迎えてくれます。大抵そこで

「まあ遠い所から良く来たなあ、とりあえず一杯飲んどけ。」

って感じでビールをご馳走になります。🍻🍻

PJは運転手なので飲めません。

kanpai

日本のライブハウスと違ってヨーロッパの場合、大抵の所は出演者はビール飲み放題。おまけにまかない飯も付いてきます

店につけばwifiがあるのでみんな携帯をいじりだすのもお決まりのパターン。

サウンドチェック

setting

機材を搬入してサウンドチェック。日本のライブハウスと違ってアンプやドラムセットなんて置いていないので全て持ち込んで自ら組み立てなければなりません。

時にはステージから組み立てることも…。

setting

ツアードライバーのPJ曰く、他のバンドと比べても我々は機材搬入や搬出のスピードが超早かったらしい。日本人の気質か、一人プロの大道具さんがいたからか。

まかない

サウンドチェックが終わるとまかないの時間。

makanai

やっぱりここでも乾杯。🍻🍻🍻

ドライバーのPJはベジタリアンなのですが、ちゃんとベジタリアン用のメニューを用意してもらっていました。なのでベジタリアンや宗教上の理由で食べれないものがある人もキチンと対応してくれると思います。

日本と違ってライブが始まるのは9時とか10時というのが普通。

ここでも割と時間を持て余してしまい、特にすることないのでやっぱり飲む。🍻🍻🍻🍻

drinking

ライブ開始

deadvikings

大体僕らともう1バンドくらい。アンコール含め1時間弱くらいのステージというパターンが多かったです。

live

ライブ終了

物販販売。

僕らみたいなペーペーのバンドはライブのギャラだけでは交通費や機材代をペイできないので、必死で物販を売ります。

Tシャツは結構売れる。アナログレコードも売れる。CDはやっぱりそんなに売れないですね。

前述の通り会場はパブやバーなので、大抵その場で打ち上げお客さんを交えて乾杯。🍻🍻🍻🍻🍻🍻

kanpai

そこから元気があればさらにハシゴしたり。

夜はそのまま店のオーナーや、ライブを企画した人の家に泊めてもらうことになります。

就寝

起床

以下、行き先を変えながらこれを延々とループです。

まとめ

もちろん休みを入れれば観光なんかもできますが、その間も車や機材のレンタル代は積み重なっていくので、僕らはできるだけライブを詰め込みました。

お金使う所もないし、ギャラも入り物販もそこそこ売れるので割とお金はたまる、と思いきや

僕らの場合はドライバーを雇って、車と機材をレンタルしていたので、必死で稼いだお金は右から左にPJのフトコロへと流れていきました。

PJ

自分らで機材と車を揃えて自分で運転すればそこそこの稼ぎにはなりそうですが、初めてのヨーロッパなのでそこまでのチャレンジはできませんでした。

大小様々なハプニングが起きつつ、だいたいこんな生活が1カ月続きましたとさ。

それではこの辺で。

ご覧いただきありがとうございました。

 

Louie Louie ルイルイ

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